いつき over TCP / TimePlant

First

初めに決めたこと
・ポリシー
セキュリティを最も重視する。ただし、ユーザーの使用の妨げにならない程度に。

・どのOSを利用するか
セキュリティ的にはOpenBSDが望ましいかと思われたが、時間的制約及びハードウエア的制約により、却下。
比較的一般的に使用されていて、対応ハードウエアが多く、自分でもよく使っているRedhatを使用。

・何のサービスを、どのプログラムを用いて公開するか
極力外部に公開しているサービスは少なくする。

今回は遠隔以外の管理方法が困難なためSSHを利用。
本来は分離することが望ましいかもしれないが、金銭的困難のため現在のインターネットサービスの基本である、DNS,MAIL(SMTP),HTTP(Web)を1台で利用。
家のコンピュータ(Windows)からアクセスのため、FTP,POP3を追加。

DNS選択肢
BINDが最も有名だが、ソースが読みにくい上に長く、セキュリティホールも多数見つかっている(そして、今後も見つかりそう)なので却下。
よりセキュリティ問題の少ないと言われているdjbdnsを使用する事に。
より詳細には、ローカルからの検索用にdnscache、外部からの検索用にtinydnsを利用。

MAIL(SMTP)選択肢
sendmailが最も有名。セキュリティホールが多い・設定が難しいという意味でも。
Postfixかqmailかであるが、virtualdomainの設定が容易で、拡張アドレスの利用も容易なqmailにする。
Postfixはsecureとか言いながら、結構セキュリティホールが出てるみたいだし。(一体、qmailってどれくらいアップグレードされてないんだか……)

HTTP(Web)選択肢
Apacheが最も有名。一瞬publicfileを使おうかとも考えたが(笑)CGI関連で問題があるのでApacheにする。
1IP,80番ポートでCGIとhttpを両方使おうと思ったとき、かつ、virtualhostを使いたいときに他の選択肢にするのは困難かも。
(自分で作れという意見は除く(^^;)

FTP選択肢
wu-ftpdが最も有名。実は最後までwu-ftodに使用かどうか悩んだ。が、2.6.1でも何か変なことが多いので、結局lukemftpdにする事に。
単純に、OpenBSDに標準で付いてくるから、wu-ftpdよりはましかなぁ?という考えで選択。実際の所どうなのでしょう……
ProFTPDはセキュリティホールが結構ありそうなのでパス。
……下手すると自分で作り始めるかも(笑)

POP3選択肢
qpopperが最も有名。でも、qmailではMaildirを使う予定、APOPにも対応する予定なので、ちょっと面倒。あとセキュリティ問題が多い気がする。
checkpasswordを使おうかとも思ったが、login用のパスワードと違うパスワードを使いたいので、却下。
あと、1ユーザーで複数のMaildirが使えるのに、POP3で1つに制限されるのはもったいない……ので、それらの制限のないqm-poppwを利用。
ただ、そのままではRedhatでコンパイルできない(できるかも?)事と、ちょっと気にくわないことがあるのでそれらを変更。

・ユーザーID(UID)の範囲
0-499 : システムアカウントとして利用
500-599 : ログインアカウントとして利用
600-999 : サーバープロセス用UIDとして利用
10000-19999 : メール受信ユーザーとして利用
20000-29999 : FTPユーザーとして利用
これ以外 : 利用しない(一時的なユーザーとして利用)

・ユーザーID(UID)とグループID(GID)との関係
システムアカウントとサーバープロセス用UID以外は、同じ値のGIDで同じ名前を付け、所属させる。



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